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ガルパンはいいぞ、で終わらせないための劇場版感想(ネタバレ有)

ガルパンはいいぞ」ネタバレを防ぎつつも端的に感想を述べるいい言葉ですね。これ自体が流行ったのもうなづけます。

 

それはさておき。

2015年11月に公開され、未だ多くの映画館で上映の続いている、ガールズ&パンツァ―劇場版。観た人が皆庄さんの声をあげていた事が、テレビ版からのファンであった自分は我が事のように嬉しかったものである。

私もこの映画のために、二度劇場へ足を運び戦車道の世界を堪能したので感想を書き留めておきます。

 

最初のエキシビションマッチ。初見のキャラクターも登場しながらも、大洗、知波単、聖グロ、プラウダの4校がテレビ版に劣らぬ激闘を繰り広げる。

大洗を舞台にした市街地戦闘は、まさに、私の見たかったガルパンであった。吹き飛ぶ家屋に興奮する大洗市民とおぼしき観客、おおクレイジー。これぞガルパン

 

試合後の廃校宣言からの復活試合の取り付けまでは人情劇といいますか、主に西住姉妹、会長をはじめとした大洗の面々、ついでにボコのキャラクター性が掘り下げられていてここも見どころでした。(この映画、見どころしかない)

特にみほが転校手続きの書類のハンコのために帰省するシーン。あそこの、まほ姉がたまらなくいいんだ。未だみほと確執の残る母には内緒で家に上げ、書類を受け問うや否や、こっそりハンコを押してサインを代筆してやる。(後のシーンで西住母のサインが登場するので代筆だとわかる。良い演出。)帰りも戦車で駅まで送り返す。私もこんな姉が欲しかった。みほの部屋には、元々みほが着ていたと思われる黒森峰パンツァ―ジャケットがクリーニングして置いてあるの、きっとまだ妹に帰ってきて欲しいんだろうな、とか想像できて本当に好きな場面です。

 

そして終盤、メリーゴーランドのような大洗連合対大学選抜戦。

試合開始直前の絶望的な状況からの、オールスター集合には王道展開でありながらも胸に来るものがある。この場面のBGM「学園十色です!」が良い。各校を連想させる曲をバックに、大洗の制服を着たかつてのライバルが戦車に乗りながら現れる。胸熱意外の言葉が出ない。

戦車戦そのものも、盛りだくさん過ぎて語りつくせない。

特に継続の連中、キャラとしてはぽっと出のくせに専用BGM流しながら曲芸無双するのはズルいぞ!カッコいいぞ!

成長を続けるうさぎさんチームも良い。最初の練習試合で逃げ出していたころから考えると成長しすぎでおじさん泣けるよ。

 

そしてなんといってもラストの西住流VS島田流のガチバトル。セリフは最小限のみにとどめてハンドサインやボディランゲージで指示を出す、BGMも流さず戦車の駆動音が響く、といった緊迫感溢れる演出に魅せられました。ラストの空砲による突貫は、みほが西住流等の、既存の流派を超えるような、みほらしい奇策で勝利を収める素晴らしい場面でした。ほんと、最高。

 

隅から隅まで、「ガルパンはいいぞ」の言葉で表現できる、逆に言えば非の打ちどころのない、素晴らしい映画でした。映画館の音響で見てこその作品だと思うのであと一回は大きなスクリーンで観たいものです。

 

そろそろ、大洗に行きたいですね。